人生１００年時代を生きていくために必要なこと

ここ最近で「人生１００年時代」という言葉を耳にすることが段々と増えてきました。

これまでのような人生の過ごした方とどんな風に変わっていくのか、考えていきたいと思います。

人生１００年時代とは？

人生１００年時代とは、「LIFE SHIFT」の著者であるリンダ・グラットン教授が提言された言葉です。

その中で「寿命が今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」という内容を表しています。

世界有数の長寿国でもある日本では、政府主導で人生１００年時代に向けた取り組みが始められています。

２０１７年には「人生１００年時代構想会議」が発足し、国民が活力を持って生きていくために変えるべきこと、必要なことは何かを検討しています。

人生１００年時代ではどんな働き方になる？

仮にこれまで８０年だった人生が１００年まで伸びた場合、当然２０年分の生きていくためのお金が必要になります。

その現実を踏まえた上で、今後の働き方についてみていきましょう。

長く働く必要性

人生100年時代におけるキャリア形成は転職や副業が一般化し、定年が伸びていく可能性も十分にあり得ます。

６５歳で定年退職するのではなく、１００年近くある人生を、豊かに安心して暮らすためには「長く働けること」が必要です。

生活のための資金を得るために働くのはもちろんですが、仕事を持っていることで地域や仲間とつながり、社会に貢献している実感を持つことができます。

つまり、活性した日々を送るために仕事が必要になってくるといえます。

リスク分散

これからはひとつの職業で定年まで働き続けるのではなく、様々なキャリア形成を前提に考える必要があります。

１つでは無く複数の仕事で収入を得たり、夫婦であればダブルインカムとなり、リスクを分散することができます。

厚生年金のパート拡大など、制度改革の流れもありますから、女性も積極的に就業することが求められるようになるでしょう。

新たな人生設計

私たちは親世代のような流れで老後を過ごすことはできないかもしれません。

人生100年時代がやってくるにあたり、その100年時代をどうやって豊かに生きていくのかを改めて考える必要があります。

生涯現役を貫きたい人、趣味の時間を充実させたい人など、人によって考え方は様々だと思います。

長生きできることは良いことですが、老後を良い時間にするためにも、今のうちに準備をしておきたいですね。